日式熊猫活在当下。

日式パンダ、いまを生きる。

けんいち『人民熊猫健健』

 いまさらながら、Kindle Unlimitedに登録した。定期的に開催される「3ヶ月で99円」のキャンペーンに便乗したかたちだ。

 Kindle Unlimitedの読み放題は、対象となる書籍がとにかく多く、使い勝手も抜群だから、過去にも何度か登録していた。
 でも、読み放題をはじめると、読み放題に適した軽い書籍に偏りがちになる。そして、ほぼ同時に、積ん読が一向に減らない事実に直面する。結果、読み放題の期間が残っているのに、途中から読み放題以外の本ばかり読むようになる。

 そんな帰結がわかっていながら、来月からの有給休暇を控えて、知的好奇心のアンテナを全開にするのを優先した。

 さて、トップバッターは、ロックダウン研修でお世話になったけんいち氏の『人民熊猫健健』シリーズ。

 2000年代初頭の上海を舞台とした、中国駐在員の「人民熊猫健健」ことけんいち氏の奮闘を描いたマンガだ。

 4コママンガの集合体だから、ひとつひとつのテンポがいい。

 ロックダウン研修の教科書である『上海ロックダウン日記 86日間の人民感想文』で20年後の姿を拝見していたから、エピソードゼロ的な観点からも楽しませてもらった。

jppanda.com

 同じ上海、同じ中国駐在でも、市内のオフィスで経理の経験しかしていないぼくにとって、工場での仕事の風景はいつでも新鮮だ。これから工場併設のオフィスで働く可能性が高いから、余計にいろいろと得られるところがあった。

 そうした工場パートは、駐在から日を経るにつれて新鮮さはどうしても減っていくだろうし、逆に人間模様は濃くなっていくのは自然かもしれないが、願わくば、今後の4巻以降でも工場でのドタバタを存分にのぞき見させてほしいものだ。