日式熊猫活在当下。

日式パンダ、いまを生きる。

立ちはだかる嫁ブロック。

 今回の転職が決まれば、人生で2回目の転職となる。

 最初の転職は、社会人3年目。新卒で入った会社を約2年で見切りをつけ、あるいは、会社から見切りをつけられたと察し、入社から3年経たずにさっさと辞めた。
 そのときはまだ独身だった。実家で暮らしながらも両親には一切存在せず、郵送で採用通知書が家に届いた日は一騒動となったものだ。

 それはさておき、いまは妻もこどももいる。
 そこで新たにぶつかるのが、嫁ブロックという問題だ。

 嫁ブロックということば、寡聞にして知らなかったのだが、主には、転職や起業に直面した既婚男性が、配偶者からの反対に遭うという事象を指すらしい。
 2016年に実施されたエン・ジャパンの調査によると、嫁ブロックを経験するのは約4分の1と、決して低くない確率。

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 同調査による嫁ブロックの理由は、上位から「年収が下がる」「有給休暇の取得率が低い」「転職先の会社や業界のイメージがよくない」「福利厚生がよくない」など。

 いま、ぼくが内定承諾書にサインできていないのも、まさに嫁ブロックが一番の理由。
 ただ、収入は手取りベースで3倍だし、ホワイトかブラックかという論点は、現職がホワイト中のホワイトだけに比較が難しい。それでも、職場環境が劣悪という噂は聞かないし、少なくとも、福利厚生は現職を上回っている。

 目下の嫁ブロックの主要因は、こどもの環境を変えたくない、その一点。

 まず、仮に中国に帯同するとなると、すべての環境が変わる。住環境、教育環境、すべてだ。

 その負担が大きいとしたら、次善の策として、いま、現職が社宅扱いで借りている賃貸マンションにそのまま住む、という選択肢がある。
 社宅扱いだからハードルが高そうに見えたが、度重なる確認の結果、それもどうやら叶いそうだ。

 となると、残るは、単身赴任によって年に1回か2回しか会えなくなり、かつ、妻がひとりで面倒を見なければならない。その一点に絞られる。

 ひとりで面倒を見るのがしんどい。でも、実家に戻るとなると、校区が変わり、こどもの環境も変わる。
 だから、一番望ましいのは、そのまま動かないという選択肢。
 でも、ぼくの決意が堅いなら、それでいけばいい。そんな、半分応援、半分投げやりなスタンス。

 内定の通知から1週間が経ち、遅くなれば遅くなるほど退職が難しくなる。
 10月から新たな半期を迎え、人事をはじめとして、いろいろな物事が毎日決まっていく。

 嫁ブロックに直面してからの中途半端な絶望感とモヤモヤ感。じぶん勝手ながら、正直、これが一番しんどい。